9月12日、フランクフルト国際自動車ショーに集まった欧州自動車メーカーの経営者たちは、ガソリン車から電気自動車への世界的な移行という現実、そしてそれが雇用や収益に及ぼす影響に目を向け始めようとしている。写真は11日、フランクフルト国際自動車ショーでのメルセデスベンツのプレゼンテーション(2017年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 12日 ロイター] - フランクフルト国際自動車ショーに集まった欧州自動車メーカーの経営者たちは、ガソリン車から電気自動車への世界的な移行という現実、そしてそれが雇用や収益に及ぼす影響に目を向け始めようとしている。

 一部の国の政府がガソリン車禁止を宣言するなか、中国も化石燃料車の禁止時期を検討していることが判明した。こうした流れを受けて、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)、PSAグループは相次いで、電気自動車を巡る開発計画を発表したが、その内容は政策当局者を躊躇(ちゅうちょ)させるものとなった。

 例えばダイムラーは、計画している電気自動車版のメルセデスは当初、利益率が従来車と比べて半分にしかならない可能性があると警告。一部の製造工程の外部委託を通じたコスト削減を迫られるとの見通しを示したが、そうなればドイツの雇用が脅かされることになる。

 またVWは、500億ユーロ(約600億ドル)相当のバッテリーなど電気自動車部品を調達するために、新たなグローバルサプライヤーとの契約を模索していることを明らかにした。電気自動車の部品の一部はまだ、欧州で製造することが競争上、理にかなわないためという。