9月12日、中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関連し、中国企業が事業会社だけでなく銀行や保険、資産運用会社の買収にも目を向け始めた。写真は5月に北京で開かれた一帯一路フォーラム会場で撮影 (2017年 ロイター)

[香港 12日 ロイター] - 中国の現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」に関連し、中国企業が事業会社だけでなく銀行や保険、資産運用会社の買収にも目を向け始めた。資金を呼び込むとともに、金融の専門性を確保するのが狙いだ。

 関係筋が先週明らかにしたところでは、中国で最も海外買収に積極的な海航集団(HNAグループ)と安邦保険集団はそれぞれ、独保険大手アリアンツへの買収提案を検討していた。

 いずれも実現には至らなかったが、アリアンツといえば業界大手で、中国側の野心の大きさを印象付ける出来事だ。

 業界関係者らによると、中国人寿保険や中国光大控股(チャイナ・エバーブライト)などの大手を筆頭に、今後も海外買収の動きは続きそうだ。

 中国規制当局や企業と仕事をしているグローバル銀行の買収アドバイザーは「規制当局のメッセージは明確だ。これらの企業に海外進出し、巨額の資金と技術を手に入れてほしがっている。中国は金融の体力を高める必要があるため、一帯一路構想に何らかの関係がある買収には好意的だ」と語った。

 このグローバル行は現在、「中規模ないし大規模な」海外金融機関の買収案件を複数抱えているという。