[トロント 12日 ロイター] - カナダのノンバンク最大手ホーム・キャピタル<HCG.TO>は12日、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ<BRKa.N>による追加出資計画に関する株主投票を行い、同計画が否決されたことを明らかにした。

ホーム・キャピタルの取締役会は同計画を支持するよう提言していたが、議決権行使助言会社は株主に反対投票を勧告していた。

同社によると、反対票は88.79%、賛成票は11.21%だった。

計画が承認されていれば、バークシャーは、ホーム・キャピタル株の11日終値(14.08カナダドル)から大幅なディスカウントとなる1株10.30カナダドルで株式を追加取得し、出資比率は現在の20%から38.4%に高まる見通しだった。

12日昼ごろに取引を再開したホーム・キャピタル株は一時約3%上下に振れるなど値動きの荒い展開となった後、1.78%高の14.33カナダドルで引けた。

希薄化への懸念は株主投票で和らいだものの、アナリストはカナダでの住宅ローン規制の強化による同社事業への影響を引き続き懸念している。

レイモンド・ジェームズのアナリスト、ブレナ・フェラン氏は「近く見込まれる規制改革や、住宅価格の鈍化が利益の大幅な伸びを抑制する見込みだ」と述べた。

バークシャーからのコメントは得られていない。

ホーム・キャピタルは今年、取り付け騒ぎに近い状態に陥ったが、バークシャーが6月に4億カナダドル(3億2900万米ドル)を出資して株式の20%を取得するとともに、20億カナダドルの信用を供与し、窮地から救われた。

ホーム・キャピタルのエプライル会長は、バークシャーによる追加出資は、自社の最善の利益になったはずとの見解を改めて示す一方、投票結果は再建計画の進展を反映していると指摘。

「結果は、株主の大半がホーム・キャピタルの預金流入と流動性の改善を受けて追加出資の必要がないと考えていることを示す明確なメッセージだ」と述べた。