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年200~300店舗の出店目指す
ユニクロ海外戦略の成功条件

週刊ダイヤモンド編集部
2011年9月30日
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 「アジアは眠れる金鉱だ。社員全員と一緒にゴールドラッシュを目指して突き進みたい」

 ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は9月の事業戦略説明会で、海外事業への意気込みを力強く語った。今年度の売上高予想8360億円に対して、海外事業の成長を軸に、2020年度には売上高5兆円、経常利益1兆円という大きな目標をぶち上げている。自ら課した高いターゲットを果たしてクリアできるのか。

 説明会では、具体的な道筋が示された。国内での成長が頭打ち状態となりつつある中で成長の原動力は当然、海外事業となる。特に「まず、アジアで圧倒的ナンバーワンのブランド企業になる」(柳井氏)ことを足がかりにして、毎年5000億円ペースで売上高を伸ばしていきたい考えだ。そのためには年間売上高20億円の店舗を年300店舗ペースで出店する必要があるとしている。その内訳は、中国で100店舗、韓国50店舗、台湾30店舗、アセアン諸国100店舗、欧米20店舗となる。遅くとも3年以内に年間200~300店舗の出店ペースを実現するという。

 現在の海外店舗数は186店舗にのぼる。中国82店舗、韓国63店舗を筆頭に、香港15店舗、英国12店舗、シンガポール5店舗、マレーシア2店舗、台湾2店舗、ロシア2店舗、タイ、フランス、米国がそれぞれ1店舗だ。2011年8月期第3四半期(9ヵ月分)の海外事業の売上高は736億円(前年同期比25.7%増)、同営業利益は97億円(同49.6%増)と、急速に伸びているのは確か。とはいえ、年間200~300店舗の出店ペースはかなり急ピッチだ。

 世界展開で重要なのは、まず「ブランド力」だろう。柳井社長もその点は痛感しており、外部の力を活用。ホンダのステップワゴンの広告を手がけたクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏や、イッセイミヤケのデザイナーを務めた滝沢直己氏を起用して、デザイン力、開発力のアップを図る。

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