[ニューヨーク 14日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。8月の米消費者物価指数(CPI)は予想を上回る強い内容だったが、発表後のドル買いは限定的だった。

終盤のドル指数<.DXY>は0.42%安の92.136。

来週19─20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)前に公表される最後の主要統計となった8月CPIは、ガソリンの値上がりなどを背景に総合指数が前月比0.4%上昇と、7カ月ぶりの高い伸びを示した。

CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物が織り込む12月利上げの確率は前日の41%から50%程度に上昇した。

ドルはCPIの発表直後に反射的に上昇したが、すぐに上昇分を失った。

コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジのチーフ・マーケットアナリスト、オマー・エシナー氏は、8月CPIについて「インフレに対する警戒感を呼び起こすほどの強さはなかったが、12月の追加利上げに対する期待はつながった」と述べた。

エシナー氏は、ドルは既に前日に他の主要通貨に対して大幅に上昇していたため、強めのCPIに対する反応が鈍くなった面もあると指摘した。

みずほ(ニューヨーク)の外為ストラテジストのサイリーン・ハラジリ氏も「詰まる所、インフレ圧力はまだ弱く、市場は米連邦準備理事会(FRB)が12月に追加利上げに踏み切るかについて、市場は引き続きかなり懐疑的だ」と語った。

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が政策金利の据え置きを決めるとともに、経済が引き続き成長してインフレ圧力が高まり続ければ「今後数カ月」に利上げする必要があるとの見解を示したことから、ポンドは対ドルで上昇。一時1.34ドル台をつけた。

スイスフランは対ユーロで下落。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)が金融政策に関する声明で、スイスフランは「著しく過大評価されている」という表現を修正したことが重しになった。

ドル/円 NY終値 110.22/110.25

始値 110.41

高値 111.02

安値 110.07

ユーロ/ドル NY終値 1.1918/1.1920

始値 1.1899

高値 1.1921

安値 1.1839

*内容を追加しました。

(表はロイターデータに基づいています)