革靴を磨くことはもちろん、それ以前に日々、するべきお手入れ方法があります。靴磨きより簡単、かつ、非常に効果が高いので、ぜひ取り入れてみてください。(ファッションスタイリストジャパン代表取締役 西岡慎也)

靴磨きより大切な
日々のお手入れとは?

1日履いた靴は、汗や湿気、さらに汚れでぐったり。磨くのも大切だが、それ以前にぜひ取り入れたいお手入れ方法があります

 行楽シーズンの秋。仕事以外でも出かけることも多いのではないでしょうか。仕事では革靴を履くことが多いと思いますが、走ったり、山に登ったりするときは、それぞれ違う靴を履くことでしょう。たくさんの種類の靴がありますが、今回は革靴のポイントをお伝えさせていただきます。
 
「オシャレは足元から」という言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。靴はこの足元を演出してくれます。1日の仕事が終わって帰宅したら、ぐったりしていることはありませんか?皆さま同様、革靴も実はぐったりしています。1日履いた靴は、ご自身の汗による湿気や、体温による熱、そして、外からの汚れなどダメージを蓄積しています。

 また、帰ってきて脱いだ直後の靴は体温などで革が柔らかく変形しやすい状態にあります。そして、玄関で靴を脱いでそのまま放置してしまうと、夜のうちに冷えて乾いていきます。そうすると、1日履いて付いてしまった皺の形に靴が変形したり、履き皺が入ってしまいます。

 こうならないためにも、シューキーパーを使いましょう。安価なプラスチック製のものもありますが、理想は木製のシューキーパーです。型崩れを防いでくれるのはもちろんのこと、湿気も取ってくれます。シダーウッドなど、木の種類によっては、消臭の効果も期待できます。木製のシューキーパーは形・環境を常に良い状態に保ってくれるので、靴が長持ちします。靴の寿命も延びるため、長い目で見ると経済的になります。

 シューキーパーのサイズは、必ず自分の革靴に合うサイズのものを選びましょう。シューキーパーにはバネがついていますが、靴の中に入れた時に3~5センチほど、このバネが縮むくらいがベストです。適度にバネが効くことで、革に少し張りを持たせてくれます。この張りが靴の形をキレイに保ってくれるのです。

 大切な靴を長く使うためには、日頃のメンテナンスが必要です。靴を磨くのが苦手という方も、まずはここから始めてみてください。