[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会のダニエル・ヌイ委員長は15日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を受けて、銀行が抜け穴を利用して規制を逃れようとする事態を懸念している、と述べた。

委員長は、銀行が規制の緩い国に事業を移したり、いわゆる「影の銀行」に移行したり、もしくは、地元当局の監督下に入る事業を設立してECBのより厳しい監視を回避したりしようとするかもしれない、と指摘。

委員長はヘルシンキで開催された会合で「ヒーローがルールを無視して世界を救うというのは、映画での中の話」とし、「現実には、銀行セクターの安定性、経済の繁栄、社会全体の富がかかっている」と述べた。

その上で、英国がEU離脱を決定して以降、管轄地をまたいだ規制逃れの問題が深刻化し、規制当局は非常に懸念している」と表明した。