ハゲを恥じるのはやめた!
欧州で堂々としたハゲを見て人生観が変化

 東京都内の飲食店で働く佐々木勇人さん(仮名・33歳)。現在はビシッとスキンヘッドが似合っている。4年前からこのスタイルに定着したという。

「私の場合は、20歳すぎにはもうキテいましたね。手触りですぐわかるんですよ。『あっヤバイ!』って。ちょうどその時、アメリカの伝統音楽を演奏するのが好きで、いつもウエスタンハットをかぶっていたので、蒸れがよくなかったのかもしれません」

 育毛トニックで毎日頭皮をマッサージすることで、だいぶ進行を抑えられたとのことだ。ただし進行は抑えられても「ハゲが止まった」ということではない。佐々木さんはハゲが進行するにつれて「俺にはもう時間がない。髪があるうちに髪のおしゃれを楽しもう」と、髪を伸ばして薄毛を隠しつつもオシャレを楽しんでいたという。

 頭皮マッサージをしたり長髪にして薄毛を隠したりと、若ハゲと「戦ってきた」佐々木さんだが、あるとき転機が訪れた。

「ヨーロッパを旅しました。そこで強く感じたのは、現地では日本人のようにハゲを隠したり、ハゲに劣等感を感じたりということが全くないということでした。何か目から鱗が落ちた気分というか。『俺は今までなぜ自分を恥じていたんだ?もうやめだ!これからは堂々と生きる!』と思いました」。佐々木さんは当時を思い出しながら、落ち着いた口調で話してくれた。

 日本で急増している若ハゲに関して、佐々木さん力を込めて言う。「確かに諸々原因はあると思うのですが、私の考えでは『ハゲの人が増えたというより隠す人間が減っただけ』なのではないでしょうか?自分も含めて日本では『ハゲはダメなもの』という考え方がありました。しかし今は、個性の時代です。年齢に合った服を着るのと同じ感覚で、ハゲを楽しみましょう!ハゲを隠す時代はもう終わりです!」。