[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、EU域内で事業を行う域外金融会社に対する規制の厳格化を提案する。欧州最大の金融センターを擁する英国の離脱をにらみ、英国企業への監視を強化する動き。

同案は、EUの規制と同等と見なされる規制を順守する域外企業にEUへのアクセスを認める「同等性評価」制度に基づいて域内での営業を認められたすべての金融業界が対象となる。

同制度は、離脱後にEU域内での英国企業の事業活動を規制する枠組みになる可能性が高いとみられているが、同国の金融サービス業界は、より容易に域内市場にアクセスする方法を模索している。

ロイターが入手した法案の草案によると、EU監督当局はすべての域外金融サービス業界への監督権限を拡大する。

当局は域外の金融規制制度を定期的に点検し、同等性評価の決定の変更や取り消しが必要になるなど状況の変化について欧州委員会に報告することが必要になる。

さらに、場合によっては域外の金融規制当局と協調した監督の一環として「現地調査」を実施する可能性もある。

EUはこれまでに信用格付け機関や会計事務所、投資会社、保険会社などさまざまな域外セクターに同等性を認める決定を下している。

特定の金融セクターに関してEUと同等性で合意している国には米国、中国、日本、カナダ、韓国などが含まれている。

今回の法案はEU加盟国と欧州議会の承認が必要。