[マニラ 21日 ロイター] - フィリピン中央銀行は21日、政策金利の翌日物借入金利<PHCBIR=ECI>を3.0%に予想通り据え置いた。ロイター調査では、エコノミスト13人全員が据え置きを予想していた。

中銀はこの3年間、適度なインフレ率が続いているため、政策金利を変更していない。

政策のトランスミッション(波及)を速めるため、昨年6月には金利コリドー方式を導入。主要金利を3.0%に設定した。

中銀はまた、2017年と18年のインフレ率予想をいずれも3.2%に据え置いた。消費者物価は引き続き管理可能で、将来のインフレ動向は目標の範囲内に収まるだろうとした。

19年のインフレ率予想も3.2%としている。

中銀の17年と18年のインフレ目標は2─4%。

エスペニリャ総裁は記者会見で、中銀は今後もインフレ見通しに対するリスクを注視すると語った。

さらに、現在議会で審議されている税制改革が物価圧力を高める可能性があるとの認識を示し、インフレ見通しについて引き続き上向きリスクがあると説明した。

キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、アレックス・ホルムス氏は「経済はまずまずのペースで拡大しており、見通しは引き続き明るい。景気を支援する金融政策をさらに行う必要はほとんどない」と述べた。その上で、政策金利は年内と来年は据え置かれるとの見方を示した。