[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は20日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で保有資産縮小開始を決定し、金融危機後の緩和策の最終章に入った。

FRBは数カ月前から事前に市場に対し意思を伝達していたため、金融市場は株式、債券、外為ともに大きな動きは見られなかった。

FRBは規模約4兆2000億ドルのバランスシートの縮小に10月に着手することを決定。今回は政策金利は据え置いたが、年内にあと1回の利上げをなお想定していることを示唆した。

JPモルガンの首席米国エコノミスト、マイケル・フェロリ氏は今回の決定を「歴史的な一歩」と評価。ウエルズ・ファーゴ・アセット・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、ブライアン・ジェオコブセン氏は「FRBのバランスシートはようやく新たな局面に入る」としている。

FRBは2015年終盤、07─09年の金融危機以降初めての利上げを実施。その後は過去10カ月間に3回の利上げを行っている。今回のFOMCでFRBが示した利上げ回数の見通しは、17年はあと1回、18年は3回、19年は2回、20年は1回。バランスシートは緩やかに縮小させ、2021年には規模は3兆ドルになると見られている。

金利先物は12月の利上げ確率が72%であることを示す水準にあり、52%から上昇した。