[21日 ロイター] - 米国株式市場では主要3指数がそろって下落した。米アップル<AAPL.O>の下げが響いた。

また、12月の利上げ観測の高まりや、トランプ米大統領が対北朝鮮制裁措置の強化を可能にする大統領令に署名したことも背景にある。

ダウ工業株30種<.DJI>とS&P総合500種<.SPX>は連日の終値での最高値更新が途絶えた。アップルは最新のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)8」の発売を翌22日に控え、需要が伸び悩むとの懸念から株価は1.7%安となり、主要3指数を押し下げた。

トランプ大統領は大統領令について、北朝鮮と交易を行う個人のほか企業に制裁を加えることができると説明。「人類が手にした最も殺傷能力の高い兵器を北朝鮮が開発する資金を絶つことができる」と述べた。

S&Pの主要11セクターのうち、この日上昇したのは金融<.SPSY>と工業<.SPLRCI>の2セクターのみ。最も大きく下げたのは主要消費財<.SPLRCS>だった。

金融株は19─20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以前から、利上げに伴う銀行の利益拡大への期待から大幅に上昇している。

米連邦準備理事会(FRB)は今回のFOMCで、予想通りバランスシート(約4兆2000億ドル規模)の縮小に10月に着手することを決定。政策金利は据え置き、年内にあと1回の利上げをなお想定していることを示唆した。

CMEグループのFEDウォッチプログラムによると、市場関係者が織り込む12月利上げの確率は約70%。FOMC声明発表直前の51%から高まっている。

コーナーストーン・フィナンシャル・パートナーズのクリス・ザッカレリ最高投資責任者(CIO)は「FOMCを受け、投資家がすでに神経質になっていたところに北朝鮮を巡る緊張が高まり、投資家のリスクオフモードがやや強まった」と指摘した。

それでも、株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は約2カ月ぶり低水準となる9.67で終了。キャンター・フィッツジェラルドのチーフストラテジスト、ピーター・チェッキーニ氏は、市場は米朝の緊張関係や高いバリュエーションなどのリスクを反映していないとの見方を示した。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では下げ銘柄が上げ銘柄を上回り、比率は1.35対1だった。ナスダックでも1.24対1で下げが上げを上回った。

米取引所の合算出来高は約55億4000万株。直近20営業日平均の60億3000万株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 22359.23 -53.36 -0.24 22414.02 22419.51 22356.55 <.DJI>

前営業日終値 22412.59

ナスダック総合 6422.69 -33.35 -0.52 6448.57 6448.57 6405.30 <.IXIC>

前営業日終値 6456.04

S&P総合500種 2500.60 -7.64 -0.30 2507.16 2507.16 2499.00 <.SPX>

前営業日終値 2508.24

ダウ輸送株20種 9668.99 +14.62 +0.15 <.DJT>

ダウ公共株15種 730.78 -0.83 -0.11 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1143.87 -4.73 -0.41 <.SOX>

VIX指数 9.67 -0.11 -1.12 <.VIX>

S&P一般消費財 711.62 -1.72 -0.24 <.SPLRCD>

S&P素材 355.89 -0.88 -0.25 <.SPLRCM>

S&P工業 601.47 +2.01 +0.34 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 556.99 -5.46 -0.97 <.SPLRCS>

S&P金融 422.74 +0.83 +0.20 <.SPSY>

S&P不動産 200.29 -0.44 -0.22 <.SPLRCREC

>

S&Pエネルギー 494.78 -0.33 -0.07 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 944.16 -5.30 -0.56 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 159.43 -1.27 -0.79 <.SPLRCL>

S&P情報技術 1007.52 -6.01 -0.59 <.SPLRCT>

S&P公益事業 272.20 -0.25 -0.09 <.SPLRCU>

NYSE出来高 7.26億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 20295 + 75 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物12月限 円建て 20265 + 45 大阪比 <0#NIY:>