専門家は過保護な親は、子どもの脳の発達にも影響が出るという。(※写真はイメージ)

「カホコロス」の声が上がるほど熱狂的なファンを生んだ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)が13日に幕を閉じた。最終回の平均視聴率は14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と健闘した。

 高畑充希が好演したヒロイン・加穂子は、竹内涼真演じる初(はじめ)との恋愛を機に親離れ。二人の結婚を許した母・泉(黒木瞳)が「今までパパやママをいっぱい幸せにしてくれてありがとう」と娘に投げかけた言葉に涙した人は多かろう。

 一方で、カホコを身につまされる思いで見守った親たちも少なくなかった。都内に住む40代の男性会社員は、もっぱら泉の言うなりになる父(時任三郎)がわが身と重なり、冷や汗が出た。そばで見ていた高校2年の娘に「カホコパパ、うちのパパにそっくり」と言われ、何度歯がみしたことか。

 娘が小学2年生まで専業主婦だった妻は、過剰に世話を焼いていた。幼稚園時代は習い事に渋る娘を無視して、週末に水泳と英語。通信学習も「毎日やるよね?これやればずっといい成績が取れるよ」とやらせた。夫が「無駄になるんじゃない?」と口を挟んだら、「平日不在の方は黙ってて」とにらみつける。毎日娘の洋服を選び、ランドセルの中身を確認し、宿題の答え合わせをした。

 ところが、2年生の夏休みのあと、妻はパートで保育園で働くようになると少し変わってきた。「もっと自分でやらせなきゃ」と言い始めた。園の先生たちに「干渉しすぎる。自立させなきゃダメ」と言われたようだった。

 さらに、「何か楽器ができると小中とも音楽で5がとれる」という都市伝説のような話を真に受けて「ピアノとバイオリンどっちがいい?」と詰め寄ったとき、娘の返事に衝撃を受けた。