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一冊であなたの人生を変える伝説の手帳とは?
時を経て「モレスキン」ブームに火がついた理由

岡 真由美
2011年10月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
フェアが開催される紀伊國屋書店新宿本店(上)モレスキンの代表的なノートの1つ、「ソフトカバープレーン ラージ」。多彩な用途で愛される逸品だ。2730円、ソフトカバー、192ページ、13×21cm。(下)

 「モレスキン」……この名前に反応するのは、かなりのステイショナリー好きと言えるかもしれない。しかし最近は、そんなジャンルを超えて、ビジネスシーンにもかなり浸透してきているのをご存じだろうか。

 「モレスキン」とは、ノートブックやダイアリー、シティガイドを包括的に手がけるブランドのこと。1997年にイタリア・ミラノで誕生して以来、世界中のクリエイターや一般ユーザーに愛用されている。しかしその起源はもっと古く、今から約2世紀を遡ってゴッホやピカソ、へミングウェイなどそうそうたるアーティストに愛されてきた伝説的なノートブックが、現代に継承されてきたものだ。

 モレスキンの特色は、角が丸い表紙とノートを束ねるゴムバンド、そして内側のマチ付きポケットというシンプルなスタイルだ。今も手工業での製作にこだわり、全てのノートブックには品質管理番号が封入されているという徹底ぶり。職人の技術を長く受け継いでいるのだ。

 筆者もノートを愛用しているが、形式にこだわらず好きなように書き込める自由な雰囲気は、「マインドマップ」などアイディアノートとして活用するのに最適だと感じている。

 日本でのモレスキンブームの火付け役となったのは、昨秋発売された『モレスキン「伝説のノート」活用術』(堀正岳・中牟田洋子/ダイヤモンド社)だろう。“モレ本”と称される同書は、モレスキンの世界初のガイドブックとなり、マニアたちの心をくすぐった。日本中の“モレスキナリー”の支持を集め、書店をはじめ各所で関連イベントなども開催されるほどだ。

 そしてモレ本第2弾となる『モレスキン 人生を入れる61の使い方』(堀 正岳・中牟田洋子・高谷宏記/ダイヤモンド社)が今年9月に発売された。タスク管理やスケジュール管理、レシピや旅日記、スケッチなど、実に61名分にも及ぶ多彩な活用法を紹介。その奥深い魅力をあますところなく伝えている。

 モレスキンが貫くのは、美と品質を追求し続ける姿勢。そして、持ち主がずっと手もとにおいて、宝物にしたくなるような愛着の持てる雰囲気だ。そんな哲学が息づいているからこそ、多くのユーザーを虜にするに違いない。

(田島 薫/5時から作家塾(R)


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