[ワシントン 21日 ロイター] - 北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国の首席交渉官を務めるジョン・メレ氏は21日、カナダの首都オタワで23日に始まる第3回会合で米政府として新たな提案を行い、より対立点の多い問題に取り組む考えを示した。

同氏はロイターへの電子メールで「第2回会合までにいくつかの分野で進展を遂げたことから、米通商代表部(USTR)代表としては、第3回会合で新たな提案に協議を進めたい」と明らかにした。

その上で「より困難な問題が交渉の中心になる段階に来ている」との見方を示した。

米・カナダ・メキシコによるNAFTA再交渉は、メキシコで来年7月の大統領選に向けた選挙戦が始まる前の今年末を交渉期限としており、オタワの後は4回の会合が予定されている。

これまでの2会合では、中小企業、競争力、デジタル貿易、サービス、環境に関する協定内の各章の文言を統一することに取り組んできた。

今後は、原産地規則、メキシコ人労働者の待遇改善に向けた労働基準の見直し、貿易・投資に関する紛争解決メカニズムなど、より対立点の多い問題に議論を移す予定。

米政治情報サイトのポリティコは21日、米政府が、NAFTAにおける政府間の紛争解決で拘束力のある紛争解決メカニズムを廃止する代わりに拘束力の弱い助言システムを採用することを検討していると伝えた。