[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の111円後半だった。午前は北朝鮮絡みの報道でリスク回避の円買いが強まり112円を割り込んだが、午後にかけて落ち着きを取り戻した。

ドルは正午頃に安値111.65円をつけた後、じりじり値を戻し、午後3時過ぎに112円台を回復した。北朝鮮リスクへの警戒が残るものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、米国の12月利上げに期待が高まっている。

市場の関心は、米国の税制改革の動向に向かいつつある。米国のライアン下院議長は来週にも概要を発表するとしており、「消滅しかかっていた財政刺激への期待が復活すれば、新たなドル買い材料になる可能性がある」(為替ストラテジスト)との見方も出ていた。

税制改革案については「細かい内容が出てくるとは考えにくい。何も進んでいないという印象を与えれば、利益確定や調整のドル売りのきっかけになり得る」(ソニーフィナンシャルホールディングスの為替アナリスト、石川久美子氏)との指摘もあった。

<午前は北朝鮮リスクへの警戒高まる>

午前は北朝鮮を巡るリスクが改めて意識され、リスク回避の円買いが強まった。ドルは朝方の高値112.55円から一時111.65円まで下落し、20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けたドルの上げ幅1.6円の約7割を正午までに返上した。

トランプ米大統領は21日、北朝鮮に対する制裁措置の強化を可能にする大統領令に署名。一方、北朝鮮の外相が、太平洋で水爆実験を行う可能性を示唆したことが伝えられた。

        ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.95/97 1.1966/70 134.00/04

午前9時現在 112.45/47 1.1943/47 134.31/35

NY午後5時 112.46/48 1.1939/43 133.87/91

(為替マーケットチーム)