[チューリヒ 22日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は22日、米連邦準備理事会(FRB)が10月に保有資産縮小を開始しても、市場に混乱を来たすことは想定していないと語った。

ウィリアムズ総裁は当地で記者団に対し「FRBによる金融政策の正常化に伴い、金利やスプレッドなどに急激かつ大規模な影響が及ぶことは予想していない」と語った。

金融危機時に実施した量的緩和策によって拡大したバランスシート縮小に伴う市場への影響を巡っては、FRBは長らく討議し十分に伝達してきたほか、市場もしっかりと消化していると指摘。ただ「来月実際に始まり、今後数年にわたり実施される間、市場がどのように反応するかはまだ分からず、FRBは注視していく」とした。

利上げ見通しについては、米経済の拡大が継続し、インフレ率がFRBの目標である2%に向けて上昇していることを念頭に「FRBが緩やかなペースで利上げを進めていることを踏まえると、年内にあと1回、来年さらに3回の利上げが行われる可能性がある」と語った。

そのうえで、実施時期はさほど重要ではなく「FRBが今後2年間に緩やかなペースで金利を引き上げ、正常とされる水準に戻すことを確信している」とし、フェデラルファンド(FF)金利はいずれ、「ニューノーマル」とされる2.5%に到達する公算が大きいとの認識を示した。

さらに、景気が悪化した場合、利下げ余地が存在することから、将来的には債券買い入れよりも金利がFRBの主要な金融政策手段になると指摘した。

また、フィッシャーFRB副総裁の10月の退任によってFRB理事会の4つのポストが空席となることについては、「割合早く」補充することが重要との考えを示した。

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