[ローマ 23日 ロイター] - イタリア政府は23日、経済財政文書(DEF)の改訂版を閣議決定し、今年と来年の国内総生産(GDP)伸び率見通しを引き上げた。また、財政赤字の削減幅について、従来の見通しよりも小幅になるとの見方を示した。

有権者が生活水準の向上に気が付けば、来年に総選挙を控え、与党民主党の追い風となる可能性もあるが、イタリアの成長率は引き続き他の大半のユーロ圏諸国を下回っている。

今年のGDP伸び率見通しは4月時点の1.1%から1.5%に上方修正。来年については1.0%から1.5%へ引き上げた。

パドアン経済・財務相は閣議後、記者団に「19年の成長率も1.5%となる見通しだ。一部の人々は楽観的過ぎると言うかもしれないが、全く理にかなっていると思う」と語った。

来年の財政赤字の対GDP比については、1.2%から1.6%に拡大すると予想した。

今年の目標である2.1%より改善するものの、18年の財政赤字目標については、なお欧州委員会との合意が必要となる。