[アテネ 25日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は25日、ギリシャが来年金融支援を円滑に脱却する環境を整えるには、標準的な監督範囲を超えた新たな条件は設けず、速やかに精査を終える必要があるとの見解を示した。

ギリシャは7年間にわたって緊縮策に取り組み、約2700億ユーロ(約3200億ドル)の金融支援を受けた。その後実施された総額860億ユーロの第3次金融支援は、来年8月に期限を迎える。ギリシャはこれを最後の支援としたい考えで、円滑な支援脱却を目指している。

デイセルブルム氏はギリシャのチャカロトス財務相との会談後、「円滑な脱却が必要との考えで全面的に一致した。ギリシャは財政面で再び独立し、ユーログループの中で自ら将来の財政政策を決める力を備えなければならない」と述べた。また、「金融支援の終了時には、新たな条件や制限を設けない」との認識を示した。

ギリシャが金融支援を脱却すると、支援を脱した他のユーロ圏各国と同じ「標準的手続き」として、欧州安定機構(ESM)の監視下に置かれる。ただ、デイセルブルム氏は、ギリシャの財政問題はまだ解決しておらず、今後数年間は改革が必要だと警告した。ユーロ圏はギリシャの債務軽減策を検討する可能性もある。