9月21日、ノルウエーのフィンノイ島は、電気自動車の所有率が世界一高い。写真は日産のリーフ。千葉市内で行われた発表会で6日撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[ユダベルク(ノルウェー) 21日 ロイター] - ノルウエーのフィンノイ島は、電気自動車(EV)の所有率が世界一高い。その理由は、本土との間をつなぐトンネルの年間6000ドル(約66万円)の利用料金が、免除になるためだ。

 トンネルが開通した2009年以降、米テスラのEVや、日産自動車<7201.T>の「リーフ」の売上が急増し、今ではフィンノイ島を走る車の5台に1台が電気自動車となっている。世界的には、この割合はまだ100台に1台程度だ。

 国際エネルギー機関(IEA)によると、昨年ノルウエーで登録された新車の29%が完全なEVまたはプラグインハイブリッド車だった。これは2位オランダの6.4%や、3位スウェーデンの3.4%を大きく上回っている。中国は1.5%で、米国は1%未満に過ぎない。

 世界各地でEV販売を支えているのは政府からの補助金だ。ノルウエーで1人当たりのEV所有数が世界一になったのも、やはり世界的に最も手厚い補助金の効果だ。

 ノルウエーでは、EV所有者が、何千ドル規模の減税を受けられるほか、各地方自治体も道路利用料金や駐車料金の免除など、さまざまな特典を提供している。

「経済的インセンティブは効果がある。フィンノイ島の様に手厚ければなおさらだ」と、元ノルウエー中銀総裁のSvein Gjedrem氏は指摘する。同氏は、漁業やトマト栽培で知られノルウエー西部に位置する人口3250人のこの群島の出身だ。