[リミニ(イタリア) 24日 ロイター] - イタリアの反体制派「五つ星運動」の党首に指名されたルイジ・ディ・マイオ氏は24日、「ポピュリズム(大衆迎合主義)のレッテル貼りを拒否する」と述べ、債務削減に優先的に取り組む方針を示した。リミニで開かれた年次党大会の傍ら、ロイターのインタビューに答えた。

来年5月までに予定される総選挙を控え、五つ星運動は大半の世論調査で支持率首位。最近は型破りなポピュリスト政党というイメージを払しょくし、政権を任せられる政党としての信頼感を醸成することに努めている。

ディ・マイオ氏(31歳)は23日、五つ星運動の創始者であるペッペ・グリッロ氏(69歳)から党首に指名された。ディ・マイオ氏は同党が極右でも極左でもない常識的な考え方に立っていると説明。公的な投資銀行の設立といった同党の提案の多くは、欧州北部の主流政党の成功例に倣って採用したものだと述べた。

ディ・マイオ氏はまた、来年の選挙に勝った暁には、イタリアが景気刺激のための投資を増やせるよう、欧州連合(EU)と財政規則の変更を交渉すると表明。ただ、国内総生産(GDP)の132%弱に膨らんだ公的債務を減らすため、無駄な支出を削減する方針も示した。

政策の優先課題を3つ挙げてほしいとの質問に対しては、貧困層のためのベーシックインカムの導入、無駄な支出の削減、直接民主主義の制度拡大と答えた。

貧しいイタリア南部出身で、5年前に26歳で議会入りしたディ・マイオ氏は、首相に就くには未熟との指摘もある。同氏は「私は若者の6割が失業している地域の出身だ。私の出自をあざ笑う人々は、自力で未来を創り出そうと頑張っている何千人もの若いイタリア人を、あざ笑っているのだ」と反論した。