[北京 26日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)は26日、2017年の中国の経済成長率が6.7%になるとの予測を示し、4月時点の6.5%から見通しを引き上げた。堅調な内需や輸出の回復、サービス部門の伸びなどが理由とした。

18年については6.4%と予測。4月時点では6.2%と予測していた。

今年上半期の中国経済は予想を上回る6.9%のペースで成長。高リスク投資や民間債務の拡大を抑制する政府の取り組みにもかかわらず、通年では政府が目標とする6.5%前後の成長率を上回る見通しだ。

ADBのチーフエコノミスト、澤田康幸氏は中国経済について、依然として力強く、世界の成長エンジンとしての役割を強固にしていると指摘した。

その上で、中国が市場主導型、サービス主導型経済への移行を進める中、供給サイドの改革は前進しているものの、市場と政府の役割のバランスを慎重にとることが最終的な成功を左右するとの見解を示した。

ADBは、中国の金融・財政政策に年内の変更は予想されないとする一方、人民元改革については変動幅拡大の可能性があると指摘した。

リスクとしては、規制強化による流動性の低下や、世界的な保護貿易政策を挙げたほか、ドルが上昇すれば資本流出が再燃する恐れがあるとした。