[東京 27日 ロイター] - ニトリホールディングス <9843.T>は27日、2017年3―8月期の連結営業利益が前年同期比2.1%減の481億円になったと発表した。上期の営業減益は2期ぶり。会社計画は1.4%減の485億円だった。

積極的な新規出店による人件費増加や賃借料増加、什器などが利益圧迫と要因となった。

3―5月期が5.6%営業減益の後、6―8月期は2.3%の増益に転じた。白井俊之社長は会見で「上期はほぼ計画通りの進ちょくだった」と述べた。

3―8月期の連結売上高は同11.5%増の2839億円だった。渋谷公園通り店など都心での出店を加速させ、客層の拡大につなげた。また、通販事業も前年同期比30%増の144億円と拡大した。白井社長によると「都心の店舗で商品を見て、ECサイトで買う動き出ている」という。都心店は人件費や賃料、物流費などが郊外店に比べて高いものの、別の効果も出てきている。

既存店売上高は「Nクール」シリーズなど春夏季節商品が好調に推移し、2.3%増となった。客層拡大により客数は4.3%増、客単価は1.9%低下した。「Nクール」は、前年対比5%程度価格を引き下げたという。

3―8月期には、国内外併せて30店舗の新規出店を行い、前年同期の18店舗から大幅に増加した。国内は出店26店舗、閉店4店舗、建替えによる一時閉店を2店舗実施し、店舗数は20店舗増加の448店舗となった。海外は、台湾1店舗、中国に3店舗を出店。店舗数は46店舗となった。下期は、中国の12店舗を含む35店舗の純増を計画している。

来期についても「出店数、売り場面積ともに今期より増える」(須藤文弘専務)としており、積極出店は来期も続く見通し。

18年2月期の連結売上高は前年比10.7%増の5680億円、営業利益は同15.4%増の990億円の見通しを据え置いた。増収増益を達成すれば、31期連続となる。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト12人の営業利益予測の平均値は1028億円となっている。

為替については、9―11月期が101.90円(前年同期は109.68円)、12―2月期は99.53円(同114.79円)で予約を終えており、通期では103円台後半(前年は108.12円)となるため、粗利には1.4ポイントのプラス要因となる見通し。

来期の為替予約は、まだ実施していない。

(清水律子)