海外に製品やサービスを売り込むチャンスはますます増えていますが、英語が苦手だと、展示会や出張に行くのもついつい億劫になってしまいます。それでも、ビジネスチャンスは英語の上達を待ってはくれませんから是非トライしたしところ。しかも、多少発音や文法がおぼつかなくても、「この日本人、できる!」と海外バイヤーをとうならせることができるんです! そのポイントは、商談プロセスに応じて詰めるべき事項をきちんと押さえていることと、そういう交渉に必要な英文フレーズがとっさに出てくるよう覚えておくこと。この二つを一気に押さえられるのが、新刊書籍『海外出張/カタログ・ウェブサイト/展示会で 売れる英語』です。これまで数多くの産業財・消費財の海外販路の開拓支援にたずさわってきた著者がそのノウハウを余すところなくまとめた本書の一部をご紹介していく本連載、今回は「よろしくお願いします」ってなんといえばいいのか?です。

 「よろしくお願いします」というフレーズは、日本語らしい曖昧さをふくんでいて、英語でとっさになんといえば迷う人もいるかもしれません。まずは次の4つを覚えておけば、取引先(またはその候補)との商談の最後に一言添えるだけで、好印象を残すことができるでしょう。ぜひ使ってみてください。

英語で「よろしくお願いします!」と伝えるには、何というのが正解?

 まず、応用範囲が広く、一番よく使われるフレーズです。お願いごとや感謝の意を丁寧に伝えます。書面でもよく見るフレーズですね。

◆I would really appreciate it if ~(~を心より感謝します)

・I would really appreciate it if you could continue to make an effort for us.
(われわれのために引き続き尽力いただけることを心より感謝します)

 つづいても、非常に使いやすいフレーズでしょう。

◆We/I hope to~(~よう願っています)

・We hope to continue to do business together.
(一緒にビジネスを続けられるよう願っています)

・I hope we can have a good relationship for a long time.
(我々が長期にわたって良い関係を維持できるよう望んでいます)

appreciateは次のような使い方もできます。

◆~would be much appreciated. (~を非常にありがたく存じます)

・Your long-term partnership with us would be much appreciated.
(われわれが長期にわたるパートナー関係を維持できるのであれば、非常にありがたく存じます)

次は、何か依頼・相談したときに、あらかじめお礼を伝える場合です。相手が協力してくれる見通しがあるときに使えます。

◆Thank you in advance for~ (~にあらかじめ感謝します)

・Thank you in advance for your consideration.
(あなたのご考慮に、あらかじめ感謝を申し上げます)