[ベルリン 28日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事兼チーフエコノミストはベルリンで開かれた会議で、ECBの政策立案者が今秋に議論するのは刺激策からの出口ではなく、政策手段の再調整についてだと述べた。

ユーロ圏の経済成長が堅調に推移し、失業率も低下する中、ECBは10月の理事会で、量的緩和縮小に来年着手することを決定すると予想されている。理事会では、縮小の規模や緩和終了に向けた行程表を示すべきかどうかが議論の焦点になるとみられている。

プラート専務理事は、金融政策の正常化によって景気に目立った衝撃が及ぶことはないはずだとしながら、ECBは慎重に対応する必要があると強調、インフレ率を目標水準に戻すことができる状況にはなお程遠いとの見方を示した。

実体経済の状況は大幅に改善しているとしながら、「まだ任務は終わっていない。われわれは現在、再調整について話し合っている。ストーリーの結末はまだ書いていない」と述べた。

また「市場が過敏に反応する可能性があることは認識している。慎重に進めるのはそのためだ」とし、「どの程度慎重になるかが、理事会で行う議論だ」と語った。

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