<外為市場>

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112円後半。米債先物主導で米長期金利が上昇し、ドルは一時113円前半まで上値を伸ばした。ただ、米国債利回りの上昇については、期末を控えたポジション調整を反映している可能性があり、トレンドとして定着するかどうかは不明だという。

<株式市場>

東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。前日の米国株高や米金利上昇に伴うドル高/円安を手掛かりに買いが先行。金融セクターやハイテク関連が堅調に推移した。だが、2万0400円に接近すると高値警戒感が意識された。28日午後に衆議院が解散され、選挙戦が事実上スタートしたが、大規模な野党再編の動きなど政局も読みにくく、買い一巡後は高値圏でもみ合う展開だった。

東証1部騰落数は、値上がり1461銘柄に対し、値下がりが494銘柄、変わらずが71銘柄だった。

<短期金融市場> 17時50分現在

無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.048%になった。朝方からマイナス0.035─マイナス0.065%付近を中心に取引された。ユーロ円3カ月金利先物は小幅下落。新発3カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.1550%、平均落札利回りはマイナス0.1652%と前回(最高:マイナス0.1002%、平均:マイナス0.1074%)に比べて低下した。期日が年越えとなったことから一定需要が示され、順調な結果となった。

<円債市場> 

国債先物中心限月12月限は前日比32銭安150円26銭と大幅続落で引けた。前日の海外市場で、トランプ米政権の税制改革案公表を受けてリスクオンの展開となり米債が下落した流れを引き継いだ。午後に発表された2年債入札結果が低調になると短期筋の売り圧力が強まり、一時150円23銭と8月8日以来の水準に下落した。

現物市場は長期・超長期ゾーンを中心に軟調。期末を控えて短期筋の調整売りに押された。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時同3bp高い0.075%と8月1日以来の水準に上昇した。日銀のイールドカーブコントロール(YCC)政策によって、現行水準からの金利上昇余地は限られるとの見方から、プラス金利が確保されている長期・超長期ゾーンを中心に国内勢とみられる押し目買いが観測された。