[アテネ 28日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は28日、ギリシャの銀行資産査定要求を取り下げた。

第3次支援プログラム終了前に、ストレステストを前倒しするという欧州中央銀行(ECB)の提案を受けた。今回の方針表明を受け、ギリシャ銀行株は急伸している。

銀行株は8月中旬以降30%強急落した。IMFの資産査定要求を受け、追加の資本注入が必要になり、株式が希薄化するとの懸念が出ていたためだ。

IMFのトムセン欧州局長は、ギリシャの銀行システムに金融安定面での懸念はないとし、ECBの資産査定を巡る提案は建設的との見解を示した。

声明で、ギリシャ銀行システムについて「異例の高水準の不良債権に対する中期的な戦略的対応があるか」が問題と指摘した。

その上でECBが完全な資産査定(AQR)を行うことなく、ストレステストを実施する方針を示したことについて、建設的との見解を示した。ECBと具体的な手順を詰めているとも明かした。

市場関係者らによると、今回の方針表明で不透明な状況が解消しつつあるとの安心感が広がり、ギリシャの銀行株<.FTATBNK>は約10%値上がりしている。