[東京 29日 ロイター] - 経済産業省が29日発表した8月鉱工業生産指数速報は前月比2.1%上昇した。2カ月ぶりの上昇となった。ロイターの事前予測調査の1.9%上昇を上回り、指数水準は4─6月期平均を超える103.6となった。出荷も同1.8%上昇し101.8と、消費増税駆け込み時の14年1月以来の高水準となった。内需が好調で増産基調が続いている。

8月の生産上昇は、国内販売好調を背景とした自動車部品の寄与が大きく、産業用ロボットや半導体製造装置も好調。内需向け出荷が好調なほか、電子部品・デバイスは輸出向け生産も引き続き伸びている。

出荷も好調のため、在庫は3カ月連続で低下、経済産業省では今年初めからの積み上がりが解消された、としている。

生産予測指数は9月が前月比1.9%低下、10月が同3.5%の上昇となった。9月は8月増産の反動で低下が見込まれているとはいえ、経済産業省が試算した誤差調整後の予測では1.4%低下程度にとどまる見込み。

生産は一進一退ではあるが、指数水準は徐々に切り上がり傾向となっている。経済産業省は生産の基調判断を「持ち直しの動きがみられる」として据え置いた。

*経産省の発表資料は以下のURLでご覧ください。

http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html  ※過去の関連記事は[JPIP1=ECI][JPIP4=ECI]でご覧になれます。

(中川泉 編集:吉瀬邦彦)