「愛と誠」の人間教育の中で、 世界的な視野を持つ女性を育成する

横浜女学院中学校 高等学校

「愛と誠」の人間教育の中で、
世界的な視野を持つ女性を育成する

著者・コラム紹介

横浜・山手の丘の上に立地し、プロテスタントのキリスト教精神により女子の人間教育を行う横浜女学院。2018年度に大幅な教育改革を予定しており、国際教養クラスの設置など、ESD(持続可能な開発のための教育)を核にした新しい取り組みが始まる。

横浜女学院中学校 高等学校
平間宏一校長

 横浜女学院の校訓は、キリスト教の教えに基づく「愛と誠」である。「本校が目指す教育とは、毎年入学してくる12歳の少女たちが、50年後に人生を振り返って、自分の人生を幸せだと言える力を育むことにあります」。平間宏一校長は笑顔でそう語る。

 その力を培うため、同校では2016年度から、大きな教育改革に取り組んでいる。軸となっているのはESDだ。全ての授業や学校行事は、「持続可能な社会を作る価値観」「代替案の思考力」「総合的な思考力」「リーダーシップ」「データを読む力」「コミュニケーション能力」という六つの力を養うために実行される。

 これらは20年の大学入試改革にも対応できる力となる。さらに来年度から、ESDを進化させる取り組みが始まる。目玉となるのは新しいクラス編成だ。

人は人の中でしか
成長することができない

 もともと英語教育には定評があるが、その英語の学習に特化した「国際教養クラス」を立ち上げる。世界への視野を広げるため、第二外国語(ドイツ語・中国語・スペイン語)を必修とし、CLILと呼ばれる内容言語統合型学習を実施する。

 これは簡単に言えば、英語以外の科目を“英語で考える”授業である。中3ではニュージーランド研修1カ月が義務付けられ、高1では提携大学への3カ月研修(希望者)がある。

壁のない開放的な職員室は、人が人の中で成長してゆく環境を象徴している

 一方、従来の特進クラスは「アカデミークラス」(特進クラス・普通クラス)となり、国際教養クラスで必修の第二外国語も選択で履修可、CLILも一部導入される。

 また高3を除く全学年で、週6日授業となる。さらに、授業時間を45分にし、45分+10分休憩+45分の100分授業も導入し、アクティブラーニングをより積極的に行ってゆく。

 英語教育ではこの他、クラウドを利用した“リピートーク”などを積極的に活用、英語4技能の向上を図る。

 「本校が目指す英語力とは、最終的に他人と英語で協働でき、任務を英語で遂行できる機能的言語能力の習得です。これらの教育改革を通して、国際的な視野を持つ女性の育成を目指します」と平間校長は意気込む。

 こうした変化の中でも、変わらないものがある。それは「人は人の中でしか成長することができない」という教育信条だ。同校は部活動への加入率が高いのも特徴で、生徒たちは人間関係でもまれながら成長し、人の喜びや悲しみを自分のことと捉え、行動できるようになる。

 卒業生の“謝恩の言葉”にこんな一節がある。「『もうだめだ』と思うときがくるかもしれません。そんなとき、後ろを振り返ればきっと横浜女学院で過ごした思い出がすぐそばにあって、笑顔でまた歩きだせるように、強く前へ進めるように、そっと背中を押してくれるのではないかと思います」。人としての礎を築ける学校である。
 


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学校データ

横浜女学院中学校 高等学校

最寄駅
JR根岸線「石川町」
横浜市営地下鉄ブルーライン
「伊勢佐木長者町」

所在地
231-8661
神奈川県横浜市中区山手町203

TEL
045-641-3284

URL
https://www.yjg.y-gakuin.ed.jp/

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