教育プログラムの刷新で活性化 生徒が主体的に動く元気の良い女子校

十文字中学・高等学校

教育プログラムの刷新で活性化
生徒が主体的に動く元気の良い女子校

著者・コラム紹介

1922(大正11)年創立の女子教育の伝統校。2016年から社会で活躍する女性を育てるため“Move onプロジェクト”をスタートした。教育プログラムの刷新や、理数教育の充実、さらには高校サッカー部の全国優勝で、今、校内は活気づいている。

十文字中学・高等学校
橋本ヒロ子校長

 十文字学園では創立以来、「世の中にたちてかひある人」の育成を目指してきた。一言で言えば、社会で活躍する女性を育てるという意味である。その目標を実現するため、同校では今「Move onプロジェクト」と呼ぶ多様な取り組みを行っている。

 そのメインとなるのが、大学入試改革を見据えた教育プログラムの刷新だ。特徴的なのは、充実したキャリアプログラム。さまざまな分野で活躍する学者や作家、音楽家などを招いての講演会や、大学や他機関との連携などを通して、生徒たちは外の世界と積極的に関わってゆく。

 例えば、お茶の水女子大学のサイエンスセミナーでさまざまな電子回路を作成する、来日した米国の下院議員と日米の政治の違いについて話し合う、等々。

 「興味深かったのが“ダイソン問題解決ワークショップ”。学校の中で不満や不便に感じていることを探し出し、どのように改良したら良いかをグループで話し合い、具体的に試作をする。眠くなると血圧が下がることを利用して電流を流して起こす“起こす時計”や、購買部の混雑を防止するため動線を考えてレーンを作るなど、身近なテーマを取り上げて探究する力に、改めて感銘を受けました」と橋本ヒロ子校長は語る。

 その生徒たちの行動力は、今年4月に行われた「私立女子中学校フェスタ」でも発揮された。同校で行われた同フェスタには、都内17の女子校が参加し約6000人が来校したが、フェスタの座談会で女子校の良さを伝えたり、ブース運営などを担当したりしたのは生徒たちだった。

高校サッカー部が
全国大会優勝

 そもそも十文字が目指す女性像とは、“伝え合うためのコミュニケーション力と、多くの人の考えをつなぐコーディネート力を身に付け、しなやかなパートナーシップを築くことができる女性”である。

米国下院議員との対話。同校は今年1月に"キャリア教育優良学校"として文部科学大臣から表彰されている

 そのため、普段の授業でも、アクティブラーニングを活用し、能動的に学ぶ姿勢や、他者と協働する精神を育んでいる。その成果が、キャリアプログラムの中でも、生徒たちの積極的な活動として表れ始めているのだ。

 「Move onプロジェクト」には、英語4技能(聞く・読む・話す・書く)を磨く独自の英語教育もある。中1で“英語好き”を増やすのが同校の特徴で、英作文や英会話など発信型スキルの育成を重視している。

 また理数教育にも力を入れ、数多くの実験・観察・演習を行うことで、楽しみながら自然科学の基礎が学べる授業を行っている。そのため文系だったのに理数科目に目覚め、高校進学時に “リケジョ”に変更する生徒もいるという。

 部活動も盛んで、高校サッカー部は、2016年度の全日本高等学校女子サッカー選手権大会で初優勝。文武両道を実現する活発な女子校へと進化している。
 

 


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学校データ

十文字中学・高等学校

最寄駅
JR山手線「巣鴨」「大塚」
都営地下鉄三田線「巣鴨」
都電荒川線「大塚駅前」

所在地
170-0004
東京都豊島区北大塚1-10-33

TEL
03-3918-0511

URL
http://js.jumonji-u.ac.jp/

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