9月27日、米アラバマ州でセッションズ司法長官の上院議員辞任に伴う補欠選挙の共和党予備選決選投票が26日に行われ、保守強硬派の候補がトランプ大統領が推す候補を破った。写真は26日、モンゴメリーで勝利したムーア氏の集会に集まった支持者(2017年 ロイター/Marvin Gentry)

[ワシントン 27日 ロイター] - 米アラバマ州で26日、セッションズ司法長官の上院議員辞任に伴う補欠選挙の共和党予備選決選投票が行われ、保守強硬派の候補がトランプ大統領が推す候補を破った。来年11月の議会選挙を控え、共和党内の反体制派を勢いづかせることになりそうだ。

 トランプ氏が推したストレンジ元アラバマ州司法長官を破ったのは、トランプ氏が翻した反旗の継承者を自認するムーア元同州最高裁判事。反体制の波は、トランプ氏自身も制御できないほど大きな政治勢力に発展しつつあるようだ。

 ムーア氏に約12万1000ドルの選挙資金を提供した「上院保守派基金」のケン・クチネリ代表は、献金者らはムーア氏の勝利に「忘我の境地」だとし、「余波が全米に広がっていくだろう」と述べた。

 トランプ大統領はムーア氏の勝利を祝福し、12月の本選で民主党候補を倒すよう激励した。

反体制派に警戒感

 共和党主流派は2010年の議会選挙以来、党内の反体制派を警戒している。この年の共和党予備選では、保守派団体の献金を追い風にデラウェア、ネバダ両州で保守強硬派候補が勝ったが、本選では2人とも民主党候補に敗れた。

 来年11月の議会選は435の下院全議席と、上院100議席のうち33議席が対象となり、トランプ氏の政治議題に対する国民投票と位置付けられそうだ。