[ニューヨーク 29日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場は、米利上げ・インフレ期待が高まるなか、ドルが主要通貨バスケットに対し週間で0.9%高と、今年最大の伸びとなる勢いだ。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は月間で0.35%高と、2月以来のプラスを記録した。

イエレン連邦準備理事会(FRB)議長は今週、段階的な利上げ継続が必要との認識を示した。12月と来年の追加利上げを示唆した、と投資家は受け止めた。

イエレン氏の発言や、トランプ大統領の税制改革案公表を受け、インフレ期待も高まった。

アナリストらによると、先週末のドイツ総選挙で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が躍進し、反欧州運動への懸念が広がったことも、ドル急伸に拍車をかけた。

テンパス(ワシントン)の通貨ストラテジスト、フアン・ペレス氏は、米景気情勢がドル高の背景と指摘。「欧州の政治混乱が続き、スペイン情勢は大陸部各地の分離独立派の存在を象徴する。地政学的な観点で、欧州情勢は米国よりやや厳しい」と話した。

この日終盤の取引で、ドル指数はほぼ横ばいの93.02。8月米個人消費の伸びが小幅だったことを受け、当初値下がりした。ただその後発表された9月のシカゴ購買部協会景気指数が予想外に上昇、同月のミシガン大消費者信頼感指数(確報値)が概ね予想通りとなり値を戻した。

ドルは対円<JPY=>で0.1%高の112.43円。ユーロはドル<EUR=>に対して、0.35%高の1.1824ドル。一時、3営業日ぶりの高値をつける場面もあった。

ドル/円 NY終値 112.47/112.51

始値 112.44

高値 112.72

安値 112.23

ユーロ/ドル NY終値 1.1812/1.1816

始値 1.1811

高値 1.1832

安値 1.1793

(表はロイターデータに基づいています)