特に多くの顧客から、「マイナス金利下でも資産を守りたい」というニーズをよく聞きます。その要望に幅広く応えることが最大のテーマです。そのために、分散投資や長期保有を提案して、グループとしても安定的に手数料収益を積み上げることに、本格的に取り組みます。

 二つ目が、世界的なキャッシュレス化の流れです。この分野では、三井住友カードが非接触型の電子マネー「iD」で先行しています。今後も、デビットカードの利用者が増えるなど、カード事業の取り扱いの増加が予想されます。

 三つ目として、デジタル化も大きな要素です。業務を次世代型に変えていくことで、顧客にはより便利なサービスを提供しながら、事務プロセスの効率化でコスト削減を実現していきます。

―― 一つ目の資産運用事業について、新しい商品はありますか。

 今年7月に、資産運用会社のアムンディ・ジャパンと一緒に「あんしんスイッチ」(正式名称「SMBC・アムンディ・プロテクト&スイッチファンド」)という金融商品を発売しました。

 この商品を簡単に説明すると、最低価格が事実上保証されているような投資信託です。基準価額が設定された下限値(プロテクトライン)まで下落した場合、それよりも下がることなく繰り上げ償還されます。その一方で、基準価額の上昇に応じて、プロテクトラインも引き上がるという仕組みです。

 この商品を出した背景には、投資した商品の価格下落を気にされる安定志向の顧客に対して、ニーズに合った商品を提案したい、という想いがあります。

 販売してまだ間もないですが、幅広い世代の方から、守るための資産として選ばれています。7月の販売額が、あらゆる投資信託の中でトップクラスになりました。