組織の絶対数を増やすために、中途採用を活用しつつ、社内での育成にも力を入れます。

 特に、育成については、法人部隊などグループ内の他の部署から私たちのユニットに連れて来るという動きを活性化させます。

 コンサルティング業務は、3年ほどで一通りの相談が受けられるようになると言われています。そうして育てた人材を法人の現場に返すか、もしくは一部の人材は長くユニットにいてもらい、部署全体の成長に貢献してもらうことも考えています。

 現場とユニットの行き来を増やすことで、現場に戻った人材が、企業からの相談をその場で答えられるようにもなります。このように、ユニットの知見をグループ全体に共有することが狙いです。

 二つ目の課題は、ユニットから出したレポートが、顧客や営業現場の両方にとって使いにくいことです。ホームページからレポートを探すのが簡単ではなく、インフラや仕組みの再構築が必要だと考えています。

 そこで現在、みずほ総研が持っている会員組織「FORUM-M」(フォーラム・エム)というサービスを今年度中に刷新するように進めています。

 会員である顧客それぞれが専用のホームページを持ち、その画面は会員自身で使いやすいように作りこんでもらう予定です。レポートやセミナー、研修などグループから出た情報は全部このホームページを通じて見られるようになります。リコメンド機能も追加して、検索履歴などから顧客のニーズにあったレポートなどを提案する仕組みも設けます。

 使いにくさを改善しつつ、グループにとってのロイヤルカスタマーを増やすことが狙いです。

おおぐし・けいいちろう/1960年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、83年入社。2013年みずほ銀行常務執行役員営業担当役員。16年4月より現職。