[東京 2日 ロイター] - 大手百貨店4社が2日に発表した9月売上高(速報)は、全社揃って前年同月比プラスとなった。訪日外国人による免税売上高が伸びているほか、宝飾品や時計などの高額品の消費が引き続き好調に推移。さらには、昨年は残暑が厳しかった9月に平年並みに気温が下がったことで秋物衣料が順調に立ち上がった。

J.フロント リテイリング<3086.T>は6.7%増と6カ月連続でプラスとなった。免税売上高が前年同月比2倍強へと大きく伸びたほか、富裕層消費も引き続き伸びている。三越伊勢丹ホールディングス <3099.T>は5.4%増(千葉店、多摩センター店を除く)、高島屋 <8233.T>は8.3%増、そごう・西武は3.5%増となった。

各社とも、免税売上高や富裕層の好調に加え、ジャケットやセーターなど秋物衣料が順調だった。「昨年の9月は残暑が厳しかったが、今年は平年並みに気温が下がったため」(高島屋広報)という。ただ、気温に左右される状況を踏まえ「中間層の本格回復とは言い難い」(三越伊勢丹HD広報)と、各社ともに慎重な見方は崩していない。

(清水律子)