[ワシントン 2日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景気指数は60.8と、前月の58.8から上昇し、2004年5月以来約13年ぶりの高水準を記録した。市場予想の58.0も上回った。

大型ハリケーン「ハービー」と「イルマ」による被害で供給網が阻害され、製造業者の納入に時間がかかったこと、また原材料価格が上昇したことが上昇に寄与したとみられている。

RDQエコノミクス(ニューヨーク)の首席エコノミスト、ジョン・ライディング氏は「上昇分の多くはハリケーンに関連するものだったと推定されている」と指摘。ただ「製造業は力強い伸びを示している」とも述べた。

ハービーやイルマの影響が第3・四半期の成長を押し下げることが見込まれているものの、内訳の新規受注指数などは上昇し、米経済の基調的な底堅さが浮き彫りとなった。

新規受注指数は64.6と、前月(60.3)から上昇した。

ISMによると、ハービーとイルマの影響によって、化学製品分野ではサプライチェーン(供給網)や価格設定などで問題が生じた。さらに食品・飲料やタバコ産業が打撃を被ったことも懸念される。

その結果、供給業者の納入指数は64.4と7.3ポイント上昇。納入にかかる期間の長期化は、通常は活動の活性化に関連するものととらえられ、ISM指数の押し上げ要因となる。

ただ、ハリケーンの影響を除いても米製造業の見通しは堅調。生産指数は前月から1.2ポイント上昇の62.2と、ハリケーンの被害を受けていない地域の製造業は引き続き堅調に推移したことを示唆した。

価格指数は71.5と、予想(64.0)や前月(62.0)を上回り、2011年5月以来の高水準を記録した。

雇用指数は60.3で予想(58.0)を上回り、前月(59.9)から上昇し、11年6月以来の高水準となった。

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