9月27日、借金のため自殺に追い込まれる学生の話は近年、中国のメディアやSNSでは珍しくなく、このような業者に対する市民の激しい怒りを招いている。写真は、飛び降り自殺をした男子学生の父親。河南省で7月撮影(2017年 ロイター/Shu Zhang)

[トウ州市(中国) 27日 ロイター] - Zheng Dexingさん(21)は死の直前、ホテルにチェックインし、携帯電話から家族や友人に自殺を予告するメールを送った。

「遺体を回収しに来ないで。屈辱的すぎる」と、Zhengさんは山東省青島市から父親にメールした。Zhengさんは故郷の河南省から同市に逃げてきていた。

 多額の借金を背負い、回収者に追い立てられ、Zhengさんは昨年、ホテルの8階から飛び降りて自ら命を絶った。

 大学2年生だったZhengさんはギャンブルにはまり、10社以上のオンライン貸金業者から59万元(約1000万円)近くも借り入れていた。

 借金のため自殺に追い込まれる学生の話は近年、中国のメディアやSNSでは珍しくなく、このような業者に対する市民の激しい怒りを招いている。

 規制当局は、大学を狙うオンライン貸金業者による融資急増が原因だとしている。こうした業者は、べらぼうに高い金利を取ったり、暴力的な回収方法を用いたりすることがよくある。

 ロイターが入手した2015年のローン契約書によると、1ヵ月の金利(複利)は1─2%で、年間の実質金利は13─27%になる。返済が滞れば、1日当たり最低0.5%の延滞金利がかかり、年率にして517%にもなる。