[パリ 2日 ロイター] - フランス財務省は2日、金融規制の簡素化に関する意見公募を開始したことを明らかにした。英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて、ロンドンの金融機関を誘致することが狙い。フランクフルトやダブリンも誘致合戦を展開している。

同省は、EUの単一資本市場を構築する「資本市場同盟(CMU)」構想について、ロビー団体と協力して詳細な提案をまとめる考えも示した。CMU構想は、英国のEU離脱決定で見直しを迫られている。

今回の発表に先立ち、ルメール仏財務相は、銀行、中銀、市場規制当局、LCHクリアネット、ユーロネクストの幹部と会談。

銀行業界の関係者によると、フランス政府は業界の要望に耳を傾けており、今後パリの競争力強化に向けた対策がさらに発表される見通しだ。

フランス政府が金融機関の誘致を進める中、米銀大手シティグループは先週、フランスでセールス・トレーディング業務の免許を申請したことを明らかにした。関係筋によると、米銀大手バンク・オブ・アメリカ<BAC.N>も、パリのオフィス・スペースの拡大を検討している。