[ニューヨーク 3日 ロイター] - 3日終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロに対して小幅安となった。6日に9月の米雇用統計が発表されるのを控え、投資家は過去3週間堅調だったドルの持ち高を調整した。

終盤のユーロ/ドル<EUR=>は0.09%高の1.1740ドル。ドル/円<JPY=>は112.89円で推移している。

ここ数週間は、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切るとの観測や米税制改革の見通しに加え、堅調な米経済指標がドルを押し上げてきた。

TDセキュリティーズ(トロント)で外国為替戦略部門の北米責任者を務めるマーク・マコーミック氏は「ドル指数は3週間連続で上昇したため、市場は重要な経済指標の発表を前に少し調整しているのだと思う」と述べた。

3日に大規模なオプション取引が行使期限を迎えたことも、ユーロを下支えする要因になった。

欧州中央銀行(ECB)が一段と慎重な姿勢を取るとの観測が広がる中、トレーダーや投資家は、米国と欧州の金融政策見通しの乖離に賭ける取引を拡大する方針だ。

ETFセキュリティーズ(ロンドン)のマクロストラテジスト、マーティン・アーノルド氏はECBの政策について「彼らがどれほど慎重な姿勢を続けるかを市場が織り込んでいるとは思えない」と話した。同氏は、ECBのドラギ総裁が4日に金融政策を慎重に進める意向をあらためて表明すると予想している。

一方、米政治専門サイト「ポリティコ」は、ムニューシン米財務長官はFRBの次期議長にパウエル理事が適任と考えていると報じた。これを受けてドルは対円での上げ幅を縮小した。ここ数日はFRBの次期議長としてウォルシュ元理事が有力との見方が強まっていた。

こうした中、テクニカル分析を手掛けるアナリストらはドル/円の堅調な地合いが続く公算が大きいとみている。コメルツバンクのアナリスト、カレン・ジョーンズ氏は3日のリポートで、ドル/円が114.38─115.04円程度に上昇しそうだとの見方を示した。

ドル/円 NY終値 112.84/112.87

始値 112.99

高値 113.12

安値 112.70

ユーロ/ドル NY終値 1.1742/1.1746

始値 1.1755

高値 1.1773

安値 1.1738