[3日 ロイター] - <為替> ドルがユーロに対して小幅安となった。6日に9月の米雇用統計が発表されるのを控え、投資家は過去3週間堅調だったドルの持ち高を調整した。

終盤のユーロ/ドル<EUR=>は0.09%高の1.1740ドル。ドル/円<JPY=>は112.89円で推移している。

ここ数週間は、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切るとの観測や米税制改革の見通しに加え、堅調な米経済指標がドルを押し上げてきた。

TDセキュリティーズ(トロント)で外国為替戦略部門の北米責任者を務めるマーク・マコーミック氏は「ドル指数は3週間連続で上昇したため、市場は重要な経済指標の発表を前に少し調整しているのだと思う」と述べた。

<債券> 不安定な取引のなか利回りがおおむね低下した。1日に発生したラスベガスの銃乱射事件を受けた警戒感が継続していることに加え、FRBが年内あと1回の利上げを行う可能性が市場で引き続き意識されている。

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは2.335%と、前日終盤の2.337%からやや低下。2年債<US2YT=RR>利回りは1.475%と、1.487%から低下した。 

12月の利上げの可能性を探るため、市場では6日発表の雇用統計に注目が集まっている。

<株式> 主要3株価指数およびラッセル2000指数が終値で最高値を更新。9月米自動車販売が堅調だったことを受け自動車株が買われたほか、航空株の上昇も指数を押し上げた。

大手自動車メーカー各社が公表した9月の米新車販売台数は増加。ハリケーンに見舞われたテキサス州などでの車両の買い替え需要が追い風となった。

これを受け、ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は3.1%高となり取引時間中の最高値を更新。フォード・モーター<F.N>は2.1%高となった。

航空株も上昇。デルタ航空<DAL.N>は6.6%高となり、S&P500構成銘柄のなかで上昇率トップ。ユナイテッド・コンチネンタル<UAL.N>も6.1%高。S&P1500航空株指数<.SPCOMALI>は5.5%高だった。

2日に発表された9月の米ISM製造業景気指数など直近の良好な米経済指標が素材株や工業株など景気敏感株の押し上げにつながっており、主要株価指数を最高値に押し上げている。

<金先物>  米FRBによる年内利上げ観測の高まりなどを背景に、小幅続落した。下落は3営業日連続。12月限の清算値は前日比1.20ドル(0.09%)安の1オンス=1274.60ドルとなった。

市場ではFRBが「年内あと1回」と想定する追加利上げ観測が広がっており、金利を生まない資産である金にはこの日も下押し圧力がかかった。 また、世界的な株高などを背景に投資家のリスク選好意欲が高まる中、安全資産とされる金には圧迫材料となった。

<米原油先物> 外国為替市場でドル高・ユーロ安基調が続く中、利食い売りなどが台頭し、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値は前日比0.16ドル(0.32%)安の1バレル=50.42ドル。12月物は0.16ドル安の50.74ドルだった。