10月2日、米ネバダ州ラスベガスで1日夜に乱射が始まったとき、一部の人たちは殺りくが行われていることを信じようとしなかった。写真は現場近くにあったカウボーイブーツ。1日撮影(2017年 ロイター/Las Vegas Sun/Steve Marcus)

[2日 ロイター] - 米ネバダ州ラスベガスで1日夜、乱射が始まったとき、一部の人たちは殺りくが行われていることを信じようとしなかった。

 ラスベガス・ストリップで開催されていた野外音楽フェスティバルでは、カントリーミュージシャンのジェイソン・アルディーンがギターソロを演奏している最中だった。満員の観客は、これから恐ろしいことが起きようとしていることなど知らずに演奏を楽しんでいた。

「本物の銃声ではない」

 パニックになった人々が周りで身をかがめるなか、ある男性はこう叫んだ。「花火だ、花火だよ。みんな、やめろ、やめるんだ」

 午後10時7分。容疑者の死亡を警察が確認するまで、2時間近くに及ぶ恐怖の始まりだった。

 警察はその後、スティーブン・パドック容疑者(64)が、少なくともライフル10丁をマンダレイ・ベイホテルの32階の部屋に持ち込み、来場者ら2万2000人に向けて発砲したことを明らかにした。少なくとも59人が死亡、527人が負傷したこの事件は、米史上最悪の銃撃事件となった。

 会場に銃弾の雨が降り注ぎ、これは現実だとすぐに分かった。

「銃撃されている」