[ブリュッセル 3日 ロイター] - 英国と欧州連合(EU)は世界貿易機関(WTO)の他の加盟国に対し、英国のEU離脱(ブレグジット)後も域外からの農産品輸入の割り当てを現行水準で維持することを認めるよう求めることで合意した。EU筋が3日、明らかにした。

WTOの他の加盟国に対しては、英国を含むEUの28加盟国は現在、1つの貿易圏として扱われている。英国とEUは今年6月に離脱交渉を開始して以降、他のWTO加盟国との関係再構築に向けた共通の対応についても協議を進めてきた。

EU筋によると、英国を除くEU27加盟国は今週、英国との「極めて暫定的」な合意について話し合う見通し。英国経済はEU全体の約16%を占めているが、他のWTO加盟国からの輸入割り当てに占める割合は各農産品によって異なる。

1人のEU外交筋は「他のWTO加盟国が合意するかどうかはまだ分からない」と述べ、WTOでの合意には時間を要すると加えた。

EUの欧州委員会や英国政府はコメントしてない。

WTOの割当枠では、一定量の農産品輸入に低率の関税が適用されるか、あるいは関税が撤廃される。英国と同国以外のEU加盟国はともに、域内農産品との競争激化につながる輸入枠の拡大は望んでいない。

英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は先に、EUと英国の交渉官が英国を除くEU27加盟国に宛てた書簡で「EUと英国は、他のWTO加盟国の市場アクセスを現行水準で維持する意向」を示したと報じている。