プリンスからの贈り物

 また、日記にも何度か登場しているプリンスI川が「Tokyo Wardrobe」で特集され、本作りに対する熱い想いを語っていました。イジり甲斐のあるネタを提供してくれる、大変素晴らしい先輩です。冗談はさておき、こちらも大変参考になる点が多く、しっかりと目を通してしまいました。

「本が好きな人は出版社には入らないほうがいいと思います(笑)」というくだりは、なるほどなぁとあらためて気が付かされたところ。たしかに、学生時代は全く本なんて読まなかったという部員もいて、習慣的に本を読まない人でも手にとってもらえる作りを意識しているのだと思います。

 個人的には「ロードバイクのブームにのって1年前くらいから始めたのですが、少し飽き気味で最近はすっかりご無沙汰です…(笑)」という発言が見逃せません。ご無沙汰になっているロードバイクを粗大ゴミにすることは忍びないため、私が責任を持って引き取り、減量の糧にしたいと思います。

 最後に、羨ましさと反省の意味を込めたご報告を。W田副編集長が担当した『入社1年目の教科書』読者の方より、素晴らしいお手紙が届きました。内容もさることながら、あまりの達筆さに驚いて写真まで撮ってしまったので、ここに掲載させてください。

字は口ほどにものを言う。体重計はしゃべりすぎ。

 『入社1年目の教科書』の読者は新入社員に限らず、ベテランの方も少なくありません。部長クラスの方かと思いきや、紛れもなく今年入社した方からのお手紙だそうです。

 これほど達筆で想いのこもった直筆メッセージをもらって、嫌な気持ちになる人はいないでしょう。決して字のきれいな部類だと言えない私にとって、この達筆さを見習いたいです。


今週の気づきと来週以降のテーマ
・自分本位でないモノづくりを心がける
・痩せる。とにかく痩せる。
・I川のロードバイクを引き取ってあげる


(本連載は毎週水曜日更新です。「“スゴ編”T田副編集長が編集の際に気に掛けていること」の内容が知りたいのに、それを隠すという高等テクニック。)