2.塗り薬の混合をやめる

 複数の外用薬を混ぜる「計量混合調剤」も、節約するうえでは見直したい加算のひとつ。外用薬の混合調剤は、チューブなどに入った複数の塗り薬を混ぜて、キャップ付きの容器にまとめてくれるというもの。こうしておけば1回で複数の薬を同時につけられるので便利ではあるが、混ぜることで800円(約240円)の加算がついている。

 複数の外用薬が処方された場合、薬剤師に塗る順番を確認して塗っていけば問題はない。それぞれの薬を分けて薬を塗るのが面倒ではないなら、医師に相談して「計量混合調剤加算」は外してもらおう。

3.おくすり手帳を持参する

 利用する薬局によっておくすり手帳の扱いは異なるが、調剤基本料1を算定している薬局では、おくすり手帳を持参すると2回目(6ヵ月以内に再訪の場合)から薬学管理料(薬剤服用歴管理指導料)が120円(約40円)安くなる。

 何より、おくすり手帳を持っていると、災害時や急な事故などのときにも適切な医療を受けやすくなるので、ふだんから携帯する習慣をつけたいもの。

 大病院前で営業している門前薬局、チェーン薬局など、調剤基本料2、3を算定している薬局でも、おくすり手帳を持参したからといって、そこでの料金が高くなるわけではないので、どんな薬局に行くにしても、おくすり手帳は持っていくようにしよう。

4.かかりつけ薬剤師は断る

 かかりつけ薬剤師は、複数の医療機関を受診している患者の服薬状況、日常的に利用している市販薬やサプリメントなどの情報を一元管理して、患者の健康管理をサポートしてくれる特別な薬剤師という位置づけだ。携帯電話の番号などを教えて、24時間相談にのることも算定要件になっている。

 薬学管理料は、通常なら「薬剤服用歴管理指導料」の380円(約110円)または500円(約150円)が算定されるが、患者が希望してかかりつけ薬剤師を指名すると「かかりつけ薬剤師指導料」に代わり、料金は700円(約210円)になる。

「高齢の親の服薬管理をしたもらいたい」「がんで通院中なので薬のことを詳しく相談したい」といった状況なら、かかりつけ薬剤師がいると安心だ。だが、残薬のチェックや薬歴の管理などは「薬剤服用歴管理指導料」でも、薬剤師の義務として定められているものだ。