[東京 5日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比6円41銭高の2万0633円07銭となり、小幅に4日続伸した。前日の米国株は小幅高。為替は1ドル112円台後半と円安基調を続けたものの、日経平均は今月に入り2万0500円台を回復し、その後急ピッチに上伸したこともあり、短期的な過熱感が重しとなった。指数は年初来高値を手前に伸び悩んだ。

TOPIXは3日ぶりの小反落。水産・農林や食品、電気・ガスなど内需セクターがしっかり。半面、精密や電機などが軟調。ハイテク関連が利益確定売りに押された。下落率トップは保険となった。午前中の東証1部売買代金は9754億円にとどまった。

アサヒグループホールディングス<2502.T>が上場来高値を付けたほか、キリンホールディングス<2503.T>も前日比で2%を超す上げとなり、1987年5月以来の高値水準で推移した。10日の北朝鮮・朝鮮労働党の創立記念日が近づく中、防衛関連株の一角には、地政学リスクへの懸念の高まりを見込んだ先回り買いも入った。石川製作所<6208.T>が7%を超す上昇となっている。

市場では「円安が一服し輸出株の上値は追いにくいが、物色の対象が内需関連にシフトしている。株価上昇のスピードに対する警戒感が意識され、騰落レシオも高水準にある中、循環物色が効いている点はポジティブ」(岩井コスモ証券・投資情報部長の有沢正一氏)との声が聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がり674銘柄に対し、値下がりが1228銘柄、変わらずが126銘柄だった。

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