[東京 5日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112円後半。 きょうは五・十日だったが、実需筋の取引は均衡し方向感が出なかった。中国、韓国、香港などが休場で市場は薄く、あすの米雇用統計発表を前にこう着感が目立つ一日となった。

ドルは朝方112.92円の高値を付けた後、じりじりと弱含み112.69円まで下落したが、その後は、明日の米雇用統計を控えて様子見ムードが広がる中、112.70円台での一進一退となり、「やる気のない相場」(国内金融機関)となった。

スペイン・カタルーニャ州政府の分離・独立問題がくすぶるユーロは午後に1.1764ドルまで強含んだ後1.1748ドルまで売られた。

午後には、希望の党の小池百合子代表(東京都知事)と民進党の前原誠司代表は5日会談し、小池氏は、前原氏から衆院選に出るよう要請があったことを認めたが「最初から総選挙には出馬しないと言っている」と、立候補しない意向であることが伝わったが、為替市場は同報道に対して目立った反応を示さなかった。

市場では、「株が動意薄なのに加え、米長期金利の低位安定で(ドル/円に)方向感が出にくい」(国内銀)との見方が出ていた。

前日の米国市場では、9月のADP民間雇用者数が市場予想を上回ったほか、ISM非製造業景況指数が約12年ぶりの高水準となったことなどで、ドルは112.93円まで上昇した。CMEグループのFEDウォッチによると、市場が織り込む12月利上げの確率は前日の78%から83%に上がった。

しかし「12年ぶりの強い数字が出たわりには、米長期金利の上がり方が小さいという印象だ。ただ、株価が楽観的でいられるのは、米長期金利がそれほどは上昇しないという期待も背景にある」(FXプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏)との意見が聞かれた。

きょうは9月7日開催分の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨が公表される。今月26日の理事会での量的緩和縮小決定が予想されており、議事要旨に縮小の規模や期間などのヒントがあれば、ユーロが一時的に動きそうだ。

        ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 112.71/73 1.1752/56 132.47/51

午前9時現在 112.81/83 1.1755/59 132.61/65

NY午後5時 112.74/77 1.1759/60 132.58/62

(為替マーケットチーム)