[シンガポール 6日 ロイター] - 6日のアジア市場で原油先物は小動き。熱帯低気圧「ネイト」が米メキシコ湾岸を直撃する可能性に投資家の間で警戒感が広がっているほか、中国が国慶節で今週いっぱい休場であることも要因。

一方、石油輸出国機構(OPEC)が減産合意を延長するとの期待感が原油相場を支援している。

0016GMT(日本時間午前9時16分)時点で、米WTI原油先物<CLc1>は0.06ドル安の1バレル=50.73ドル。北海ブレント先物<LCOc1>も0.06ドル安の56.94ドルで推移。

ネイトはニカラグア北東部とホンジュラス東部を通過し、5日夜にカリブ海北西部に移動する見込み。

シェブロン<CVX.N>やBP<BP.L>、エクソンモービル<XOM.N>、ロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>、スタトイル<STL.OL>など石油大手は、メキシコ湾の海上施設からの作業員退避や生産停止などの対応を発表。米内務省安全環境執行局(BSEE)によると、5日時点でメキシコ湾の石油生産の約14.6%、天然ガス生産の6.4%が停止している。

それでも、原油相場がさほど反落していない理由は、OPEC加盟国とロシアなどの産油国が合意した協調減産の延長が見込まれていることにある。

サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は5日、OPEC加盟国と非加盟国との間の減産合意の延長について確約はしなかったものの、ロシアのプーチン大統領が示した2018年末まで延長する案に「柔軟に」対応する姿勢を示した。