[9日 ロイター] - <為替> ドルが主要6通貨バスケットに対し10週間ぶり高値で推移。前週末発表された9月米雇用統計が賃金の上昇を示したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げを実施するとの観測が強まっていることが背景。米株式市場でこの日ダウとナスダックが最高値を更新したこともドルへの追い風となった。

<ロンドン株式市場> 反落して取引を終えた。外国為替市場でポンドが高くなり、ドルベースで収益を上げている鉱業やエネルギー関連銘柄が下落した。

資源大手のリオ・ティント<RIO.L>とアングロ・アメリカン<AAL.L>、グレンコア<GLEN.L>は1.3%から3.4%下落した。

石油大手のBP<BP.L>やロイヤル・ダッチ・シェル<RDSa.L>も同じく値を下げた。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。ドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>が過去最高値を更新し、スペインのIBEX指数<.IBEX>も高かった。スペイン・カタルーニャ州政府の独立を巡る政治的混乱への懸念が和らいだ。

カタルーニャ州に本社を置くスペインの銀行カイシャバンク<CABK.MC>は1.4%上昇した。取締役会が登記上の本社をバレンシアに移転することを認めたのを好感した。

スペインの電力・ガス企業ガス・ナチュラル<GAS.MC>なども州外への本社移転を検討し、カタルーニャ州の独立派リーダーに圧力をかけている。

<ユーロ圏債券> スペイン北東部カタルーニャ自治州が一方的にスペインから独立は宣言しないとの期待から、スペイン国債利回りが1週間ぶりの水準に低下した。

カタルーニャ自治州の州都であるバルセロナでは8日、カタルーニャのスペインからの独立に反対する大規模なデモが行われ、地元警察によると35万人が参加。自治州政府は10日にも独立を宣言すると見られていたが、大規模なデモが行われたことに加え、フランスやドイツなどがスペインの統一を呼びかけたことで、カタルーニャ自治州のプチデモン首相は一方的な独立宣言を思いとどまる可能性があるとの見方が出ている。

スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは一時8ベーシスポイント(bp)低下の1.64%と、1週間ぶりの低水準を付けた。その後は1.68%までやや戻したが、前週つけた約6カ月ぶりの高水準からはまだ13bp下げている。独10年債との利回り格差は約118bpに縮小。前週は136bpまで拡大していた。

スペイン国債利回りの低下を受け、ポルトガルとイタリアの国債利回りも低下。ポルトガル10年債<PT10YT=TWEB>とイタリア10年債<IT10YT=TWEB>の利回りはともに3─4bp低下した。独10年債<DE10YT=TWEB>利回りは2bp低下の0.45%。