[ロンドン 10日 ロイター] - 英小売協会(BRC)が発表した9月の小売売上高は、既存店ベースで前年同月比1.9%増加し、8月の1.6%増から伸びが加速。復活祭休暇が売上高を大幅に押し上げた4月を除き、今年最大の伸びとなった。

ただ、小売売上高の上昇の大部分は、昨夏からの食品や衣料品の値上がりを反映したものだとBRCは指摘する。

英国では、昨年6月の国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決まった後のポンド安を主因としてインフレ率が上昇。複数の指標で、国民の消費活動が物価上昇に順応している様子が示されている。

BRCによると、9月の小売売上高は全店ベースでは2.3%増加。4月を除いた今年最大の伸びを記録した8月の2.4%増から若干鈍化したが、高い伸びを維持した。

ただ、消費者の節約志向は変わっていない。

BRCのヘレン・ディキンソン最高経営責任者(CEO)は「引き続き、消費は冬用コートや新学期用品といった必需品が中心で、家具などの高額商品の購入や家電の買い替えは控えられている」と指摘した。