9月22日、中国に注目するベンチャーキャピタルが、同国のテクノロジー企業に対する投資を増やしている。人民元建ての資金調達も、資本市場の開放が進むにつれ、過去5年間で最速のペースに達している。6月撮影(2017年 ロイター/Thomas White)

[香港 22日 ロイター] - 中国に注目するベンチャーキャピタルが、同国のテクノロジー企業に対する投資を増やしている。人民元建ての資金調達も、資本市場の開放が進むにつれ、過去5年間で最速のペースに達している。

 年初から9月後半までに人民元建てのファンドが調達した資金は958億元(約1兆6200億円)に上る。2016年は通年で567億元だった。調査会社プレキンのデータによれば、2017年は、調達額が1458億元に達した2012年以来最大となる勢いだという。

 現在78社に上るファンドが今後数年間でさらに1兆1500億元もの資金調達を行う計画だとプレキンは指摘。その大半は、巨大規模の国有機関と、いわゆる「政府引導基金」によるものだという。この基金は先端エンジニアリングやロボット工学からバイオテクノロジー、クリーンエネルギーに至るまで、さまざまな産業における国産イノベーションの育成を目指すものだ。

 そのなかには、China Structural Reform Fundによる3500億元規模、China State-Owned Capital Venture Investment Fundが目指す2000億元規模、国有のEnterprise National Innovation Fundが提案する1500億元規模の資金調達が含まれている。

 国家の支援を受けた中国系ファンドによる資金調達目標は、金額が巨大なだけに、最終的な目標を達するまでには時間を要する可能性がある。2016年に発足したChina Structural Reform Fundは、登記資本金の20%を調達済みであり、同ファンドの社長は、2018年末までに資金調達を完了する予定だと財新網とのインタビューで語っている。